用務員室では、見回りに一息ついた警備員がテレビをつけてコーヒーを飲んでいた。
そのとき突然、下校時の音楽が流れた。警備員は曲名はわからなかったが、気品と儚さと重さが調和したピアノ曲に耳を奪われた。
我に返り、放送機器の故障だろうと放送室へ向かった。
校庭にも流れているかもしれないが、害と感じる音ではないため、小走りしつつも焦りはなかった。
「いいにおいです」
ほとんど衝撃波のような男の声が校内を震わせた。
衝撃波にしてはなよなよしているが、窓ガラスはビリビリ震え、警備員はなにかこれからさらに大変な音が流れてくるような予感に緊張した。
何者かの吐息が窓ガラスを震わせ、警備員はその異常な鼻息に、生命の危機にある男がどうにかしてSOSを送っているのだと直感した。
すぐさま最寄りの交番直通の番号で通報した。状況を説明しながら、なぜ男は「いいにおいです」と言ったのか、非常に嫌な予感がしたが、警察はものの1~2分で到着。状況を説明するまでもなかったのは、校外にもこの音が流れていたからだ。
警官と警備員はマスターキーを手に放送室をめざした。
スピーカーは、拷問に耐える嗚咽と、ねちゃねちゃと粘り気のある何かが擦れる不快なサウンドを流し続けている。
警官は腰のものの取り扱い方法をイメージしながら先導する警備員に続いた。
他のドアとは重厚感の違う防音扉を警備員が指差し、警官はそっとマスターキーを差し入れた。
「ああっああっあああああ」
ひときわ深刻な絶叫だった。
絶叫は途中から、口をふさがれるように突然くぐもり、ごりゅごりゅと不快な摩擦音を立てた。
警官は威嚇射撃を覚悟し一気に侵入した。
警備員は、スローモーションのような光景のなかで、嫌な予感の正体に、かすかな納得感を感じてもいた。これ系か。これ系の事件か、と。
身を低くして射撃体勢をとる警官の背中越しに、半分白目で号泣する男が、ペニスを突き立てて大量に精液を噴射していた。
飛沫をいろどるような音色でピアノが絶頂感を表現し、その曲をさえぎる不快な音の正体は、男の体内に埋まるマイクだった。
警備員は直感した。この男は射殺される、と。
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タジマにとって、また、警備員と警官にとっても予想外だったのは、放送室の惨状よりも、キタハラ先生とワタナベ君の行為が明るみに出て問題視されたことだった。
タジマの行為は噂話をしようにも、強靭な精神の持ち主でなければ口にすらできなかった、というのが実情かもしれない。
事情聴取されたある日の帰り、暗くなって誰もいない校舎裏の駐車場で、キタハラ先生とすれちがった。おそらくはキタハラ先生も気が滅入るような質問をされ続けているのだろう。
タジマはどんな顔をしてやりすごせばいいのかまったくわからず、手がドリルになって地面に潜る想像をした。
キタハラは例の迷いない所作でタジマに向かってくる。
黒目がちな目に映る僕はどんな姿だろうか。
月あかりはあまりに弱く、キタハラの表情はわからない。
キタハラはタジマの正面に立った。真正面に立つと案外小柄で驚いた。
「あたし、知ってたよ。あなたが盗聴してること。知っててあえいでたのよ」
小柄な強者は敗北感などみじんもない様子でそう言った。
そして、さらににじり寄って上目づかいにささやいた。
(変態)
ややあごを上げてそうささやいたキタハラの目に月が浮かんでいる。
タジマは放送室の栄光を取り戻し、キタハラの上目づかいにくらべてあまりにも汚らしい半分白目になって急激に勃起した。
「いい顔。お互い落ち着いたら、どこか行こう。あたしのクルマで」
月光の囁き 完
月の光 ドビュッシー
https://www.youtube.com/watch?v=jEc_r33ODos川瀬出勤日です!
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